アイランドキッチンの一案
環境問題とリノベーション
今日は最近よく感じている環境への心配ごとです。但し、色々裏付けを調べている時間がないまま書いてしまいますので、業者としての見解というよりは、一市民の雑感です。
リノベーション・リフォーム・住宅新築も昔からシックハウス問題があって、大分ましにはなっていますが、今でもやっぱり石油由来の成分は何かしら害がありそうと、よく感じます。
木材の塗料として、早く乾いて耐久性もいいことから石油由来のウレタン塗料が使われますが、そのある種類が、数年前に不妊に因果関係があることがわかって、ウレタンの一部が使用禁止になりました。ウレタン塗料は今も主流ですが、その成分は使用されていません。
ご存知の通り海洋のプラスチック汚染が判明しています。影響についてはまだ調査が始まったばかりで、これから解明されてきそうです。サンゴ礁は海洋面積の0.2%しか占めません。でも、地球の酸素の60%を生産しているそうです。
そのサンゴは海に漂うマイクロプラスチックを食べてしまい、酸素を生産できなくなってきているそうです。海洋の温暖化も合わせてサンゴ礁は深刻なダメージを受けています。まだ調査が始まったばかりだそうですが、地球の酸素が足りなくなる可能性を大真面目に懸念して調査しているそうです。
左官屋さんが、「人間はあんまり深いところにあるものを、掘り起こして触ったらあかんらしいで」と言っていました。学者でもない私が言う戯言ですが、人もサンゴ礁も地球の表面で何万年もかけて少しずつ順応してきたのに、深いところから掘り起こしたものに触れたら、害があるんじゃないかと思います。
今の石油を大量に消費する社会を続けていたら、もしかしたら私たちの子孫に、安心して暮らせる地球を残せないかもしれないと心配になります。
フローリングの床材
一口にフローリングといっても、合板の上にシートを貼ったもの、突板という0.3㎜程度のスライスした板を貼ったもの、2㎜ほどの挽き板を貼ったもの、無垢材と、色々あります。
シートもいつまでも汚れなくて、柄も綺麗でこれはこれでなかなかいいかなとも思います。突板は、傷に弱いことなどを考えると最近ではあまりお薦めしなくなりました。
逆にお薦めを聞かれたら挽き板フローリングか無垢フローリングが、お薦めしたいところです。無垢か挽き板はやっぱり癒されます。ほっとします。
最近になって気が付いてきたのですが、無垢や挽き板の樹種の違いです。事務所にもオークの挽板フローリングを一部張っているのですが、土足であがる場所なのにもかかわらず、汚れていないんです。(隣の別の樹種の床は汚れがあります)オーク材は硬くて緻密というのは、よく実感することも多いのですが、本当にそうなんだと改めて気が付きました。
じゃぁオークって凄くいいんやね、というかというと、そうでもありません。普段靴を脱いでフローリングを歩くとなると、杉板の方が気持ちいいと正直思います。あたりが柔らかくて少し暖かく感じます。
杉は変色も早いし、和風の雰囲気になってしまうのですが、そうした雰囲気もお嫌いでなければ、とてもお薦めです。


例えば、リビングの隣にある和室。