住宅省エネルギー性能証明書

住宅省エネルギー性能書に関するお問い合わせを沢山頂いております。取り急ぎ、簡単にまとめてみます。

住宅を購入したときに、ほとんどの方が利用される住宅ローン控除。その要件として一定の省エネ性能が求められるようになりました。4段階のレベルがあって、控除額もこの省エネレベルによって変わります。(贈与税なども節税可能です)

①長期優良 or 低炭素認定、②ZEH、③省エネ基準適合住宅、④省エネなしの4段階。無しの場合は控除もゼロになるところでしたが、令和6年は条件によって、控除が認められるようになっています。

細かいところはまた改めるとして、②と③の省エネ性能を証明するのが本題の「住宅省エネルギー性能証明書」になります。

この証明書を発行するのは検査機関か、設計事務所になります。検査機関も対応をうたうところも出てきていますが、実際のところ積極的に引き受けていないかもしれません(私の接するところ、聞く範囲で)

この証明書のポイントは、省エネ計算の作業がスムーズにできるかです。外皮計算といって、断熱性能の計算と、一次消費エネルギーの電気消費、ガス消費の計算があって、普段から処理されていないと難しい計算です。

取得の仕方:新築

新築の場合は、住宅会社の営業さんか、設計事務所の方に頼めば難しくないはずです。フラットや長期優良の申請をされている設計事務所であれば同じ計算になるので、そうした設計事務所か外注先でお願いできると思います。

取得の仕方:中古住宅

中古の場合は、図面をつくって計算をする必要があるので、対応してくれる設計事務所を探す必要があります。また条件によって現地調査が必要になります。

取得の仕方:建売住宅

建売の場合は、基本は新築と同じなのですが、不動産の営業さんが窓口になっているので、通常の新築のようにスムーズに依頼できる先がないかもしれません。そうなると、やはり対応してくれる設計事務所を探す必要があります。

※ 中古住宅と建売住宅の場合のポイント

設計事務所に依頼されるにあたって、断熱材の厚みや種類、窓の種類、給湯器の品番など、たくさんの情報が求められるのですが、実は不明であれば不明なりの正式な計算の仕方があります。その場合は不利側に計算されてしまうのですが、それでも基準をクリアすることが多いです。なので、わからないところは正直に不明として、とりあえず分かる情報だけで依頼されてみるのが良いと思います。

沢山の方が何十万円という控除を得ないままでいらっしゃるのですが、勿体ないので、頑張っていただく事をお薦めします。

弊社でも計算と発行を承っております。お気軽にお問合せください。

基本料金は66,000円(税込)です。

電話:0797-80-7277

メール:info@yukado.co.jp