インテリアコーディネート・セッティング

リビング・ダイニングのコーディネートとセッティング

神戸市のK様より分譲マンションへのお引越しを機に、インテリアコーディネートのご依頼を頂いていました。マンションもやっと竣工し、先週最後の納品とセッティングに伺い、撮影をさせて頂きましたので、ご紹介します。

もともとはモダンのイメージのご要望でしたが、何度かお打合せをするうちに、だんだんと優しいナチュラルなテイストに落ち着いてきました。といっても、元々モダンがいいと言われていたこともあるので、カントリー風にならないように、上品な綺麗めラインを目指しました。

また、抑えるところは抑えて便利なもの、でも上質なものというご要望だったと思います。

なので、デザイン優先でインスタ映えを狙ったものというよりも、本当にそこに居て心地ちいい空間といいますか、デザインは普通だけど洗練されていて美しいというところがポイントだと思います。

その象徴的なのがこちらのダイニング

 ダイニングテーブルは北海道の匠工芸のテーパードテーブル。ピンと張り感のある脚と、天板の少しシャープな形の角の部分が、オークの素材でありながらどこかモダンなデザインです。
ラウンディッシュ(オーク)・マルニ木工・深澤直人
サブスタンス・マジス・深澤直人

ダイニングチェアは深澤直人さんのデザインのものを2種類組み合わせています。

深澤直人さんといえば、最近ではヒロシマチェアがアップルの新社屋で採用されて話題になりました。深澤さんのデザインの共通するコンセプトは、「ふつう」を洗練させることで、長く愛着を持って使い続けてもらえるということ(といっていいと思います)

その3次元の造形美は写真では伝わらない・・・です。

彫刻のような綺麗な椅子です。

今回はその深澤さんのデザインでも、マルニ木工のラウンディッシュと、マジスのサブスタンスを組み合わせました。

 2つの印象は、サブスタンスは軽やか、やわらか(女性的?)、ラウンディッシュはしっかりと包み込まれる感じです(男性的かな)。どちらも個性のある椅子でお薦めです!

 リビングは、ソファの後ろの壁の位置について、設計変更で検討されていました。こちらは、ソファを置いてゆったりとできる広さをお薦めして、この位置に壁となるようにして頂きました。

ソファはもっとオーソドックスなものも提案していましたが、ここはちょっとデザインのあるものも気になられていたので、少しモダンなデザインの多いフランネルソファを見て頂きました。ソファはクッションの柔らかさ(硬さ)が色々あるのですが、このソファはちょうど中くらいの程よい弾力です。

 今回、私達にとっても発見だったのが照明器具。オーデリックのコネクトライティングというシステムのものを使用しています。シンプルな器具に見えて、実はブルートゥースで調光と、光の色の調整(電球色-蛍光灯色)が可能です。これにより、ハンディリモコンはもちろん、なんとスマートフォンからも色々光をコントロール出来て本当に便利です。

https://www.odelic.co.jp/support/applicationdown/index.html

最終レイアウト

私達の立ち位置は、デザイナーではなくてアドバイザー的な要素が多いですが、デザイナーの心も持っています。深澤直人さんと同じく、今回ご案内した住まいで、長く愛着を持ってもらえるととても嬉しく思います。

(このたびは撮影と公開のご協力ありがとうございました。)

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