
工業製品が多い時代ですが、やっぱり自然素材は存在感が違います。去年和風の飾りをつけたいという事で、柾割竹を取り入れました。既製品の飾りも色々ありますが、この時は天然の竹を組み合わせることになりました。
柾割は竹の節断面が天然の格子模様になって、とても美しいです。
完成しているところをみると簡単そうに思われるかもしれませんが、天然の竹は一本一本太さも節の入り方も異なり、また直角形の素材ではありませんので、何度も仮並べして、間隔も調整してもらって、綺麗なバランスを見つけてから完成させています。
又、竹の収縮があるため、上部下部ともに固定していません。ずれないように竹の形に合わせて削った木材を並べて挟んでいます。ほかにも色々、あるんです。
簡単に見えて、実はそれだけ手がかかっています。いつも大工さんには感謝です。そこまでしてもらった甲斐があって、綺麗な飾り格子ができました。


